OJTとは、実際の業務の中で行われる教育・研修のことを指します。

この記事を読んでいる方は、

「新入社員や従業員の生産性を向上させるOJTの進め方が知りたい!」
「OJTを通じて、従業員のモチベーションを高めたい!」
「OJTプログラムの設計と実施方法に関する情報を知りたい!」

といった悩みを抱えているのではないでしょうか。

そこでこの記事では、OJTの目的やメリットとデメリット、Off-JTやコーチング、メンター制度、OJTが特に向いている業務の種類、PDCAサイクルを基にしたOJTの進め方も詳しく解説します。
さらに、OJTの効果を最大限に引き出すためのポイントや、動画マニュアルの活用方法も紹介します。

この記事では、OJTを成功させた具体的な企業事例も紹介します。
この記事を通じて現場の教育をより効果的に進めるためのノウハウを身につけ、業務にご活用ください。

また、令和の製造現場にフィットし、品質不良や安全といった経営課題を未然に防ぐOJTの方法について解説する動画も無料でご覧いただけますので、本記事と併せてご覧ください。

製造現場における令和時代にフィットしたOJTアプローチ

目次

OJTとは?おさえておきたい特徴を解説

OJTとは、実際の業務の中で行われる教育・研修のことを指します。ここではOJTの定義やメリットとデメリット、OJTと別の教育方法との違いについて解説します。

OJTとは?目的やメリット/デメリット

OJTとは、実際の業務の中で行われる教育・研修のことです。ここではOJTの目的やメリット、デメリットに焦点を当ててOJTについて解説します。

OJTの目的

OJTは実際の業務を通じて経験に基づいたノウハウや知識を効率よく学び、企業全体の業務効率を向上させることが目的です。例えば、新しい機械の操作方法や生産ラインの流れを先輩社員から直接学ぶことで、迅速に業務に取り組むことができるようになります。

また、従業員の不安の解消も目的のひとつです。
製造業の場合、新しい機械や工具の取り扱いや安全対策など多くの不安要素が存在するため、OJTを通じて先輩社員とのコミュニケーションを行うことで不安や疑問を解消することが可能です。

さらに、新人に力をつけさせることで新人のモチベーションを維持し、職場への定着率を向上させる効果が期待できます。製造業では、新人が迅速に業務に取り組むことが求められるため、OJTを通じてスキルアップすることが重要です。

OJTのメリット

OJTは、実際の業務を通じて即時にスキルを習得できることがメリットです。
OJTは実際の業務の中で行われるため、理論だけでなく実践的なスキルや知識を直接学ぶことが可能です。
例えば、製造業の現場では新型の機械や装置の操作方法をOJTで学ぶことで、実際の生産ラインでのトラブルシューティングや効率的な操作方法を迅速に習得することができます。

また、トレーナーとの直接的なコミュニケーションが可能なこともメリットの一つです。
OJTでは新人とトレーナーが直接対話しながら教育を行うため、疑問点や不明点をその場で解消することが可能です。製造業の現場でいえば、特定の部品の組み立て方法や品質チェックのポイントなど、微細な部分に関する質問も即座に回答を受けられ、効率的な学習が実現します。

さらに、実際の業務環境での適応力を養成できることもメリットとして挙げられます。
OJTは実務の中で行われるため、業務環境やチームの雰囲気、業務フローなどを実際に体験しながら学ぶことが可能です。製造業の例だと、生産ラインの流れやチーム内のコミュニケーション方法、安全対策など実際の現場での動きを体感しながら学ぶことで、新人はより迅速に業務に適応することができます。

OJTのデメリット

OJTのデメリットの1つは、教育にかける時間が不十分になる場合があることです。
製造業の現場では、トレーナー(OJT担当者)が自分の通常業務と並行してOJTを行う場面が多いため、新人教育にかける時間が十分に取れないことがあります。例えば、製造ラインの進行を優先しなければならない場面や、急なトラブル対応が必要な場面では、OJTの時間が削られることが考えられます。

また、製造業の現場では専門的な知識や技術が求められる場面が多いため、トレーナー自身が十分な知識やスキルを持っていないと、新人に適切な教育を行うことが難しい点もデメリットです。例えば、新しい機械や技術が導入された場合、トレーナー自身がその操作方法やメンテナンス方法を習得していないと新人への指導が難しいといえます。

その他のデメリットとして、製造業の現場では短期的な生産目標の達成や品質の維持が求められるため、長期的な人材育成が後回しにされる傾向がある点も挙げられます。
特に、生産量を追求する高稼働の期間や品質問題が発生した際などは、OJTの時間を確保することが難しくなることが考えられます。

OJTにはどんな特徴がある?教育方法の違いから比較

OJT以外にも、以下の5つの教育方法があげられます。

  • Off-JT
  • コーチング
  • メンター制度
  • OJD
  • オンボーディング

ここではそれぞれの教育方法とOJTとの特徴の違いについて解説します。

Off-JT

Off-JT(Off the Job Training)は、実務から離れた場所や時間に行われる研修や教育を指す一方で、OJTは実務の中で行われる教育を指します。座学やセミナーといった研修がOff-JTの代表例です。

製造業の現場では、新しい機械の操作や安全対策など、基本的な知識を身につけるための研修がOff-JTとして行われることが多い傾向があります。

コーチング

コーチングは個別の能力開発をサポートする教育であるのに対し、OJTは実務スキルの習得を中心とした教育です。

製造業の現場でのコーチングの例としては、作業の改善点や新しい技術の導入についてのアドバイスが考えられます。

メンター制度

メンター制度は、新人や若手社員が業務に慣れるまでのサポートや疑問点の解消を経験豊富な先輩社員が行う制度のことです。対して、OJTは実務中の技術習得を目的とした教育を指します。

製造業の現場でメンター制度を採用することは、新しい技術や機械の操作方法など、先輩社員の経験や知識が活かされる場面が多い点が特徴です。

OJD

OJD(On the Job Development)は実務を通じた職業能力の開発を目的とした教育であるのに対し、OJTは実務スキルの習得を中心とした教育のことです。

例えば製造業の現場では、新しい技術の導入や作業の改善を通じて、職業能力の向上を図ります。

オンボーディング

オンボーディングは、新入社員が組織にスムーズに馴染むための一連のプロセスを指します。
製造業の現場では、新人が業務に取り組む前のオリエンテーションや研修、組織の文化や価値観を理解するためのセミナーなどがオンボーディングに該当します。
一方、OJTは実務の中で行われる教育のため、新人は実際の作業を通じて技術やノウハウを習得します。

ここまで、OJTとその他教育の違いについて解説しました。さらに詳細にそれぞれの教育の違いについて解説した記事を現場改善ラボでは用意しておりますので、ぜひこの機会に参考にしてみてください。

OJTはどんな業務に向いているのか?

OJT教育が向いている業務としては以下の3つが考えられます。

  • カン・コツの習熟が求められる業務
  • ケースバイケースの対応が求められる業務
  • ツールを多用する業務

カン・コツの習熟が求められる業務

製造業では、特定の機械の操作や微細な部品の取り扱い、特定の角度での取り付けなど独自のカンやコツが求められる業務が多い傾向にあり、単に知識を持っているだけでは十分な成果を上げることが難しい場合があります。

例えば、金属同士を高温で溶かして接合する技術である溶接では適切な温度や圧力、速度などのカンが必要となり、経験を積むことで習得することが一般的です。また、製品の塗装は均一な仕上がりを求められる作業の一つであるため、塗料の種類や塗る速度、筆の使い方など、多くのカン・コツが必要となります。

ケースバイケースの対応が求められる業務

実際の現場での経験を通じて、多様なケースに対する対応方法や判断基準を学べるため、柔軟に対応する能力が求められる業務にOJTは適しています。
例えば、製品の品質検査では、予期せぬ不具合や欠陥が見つかることがあります。不具合や欠陥への対応や判断は過去の経験や知識を基に行う必要があり、OJTでの教育成果が発揮される場面です。

また、製造現場の機械は複雑なため突然のトラブルが発生することもありますが、その原因特定や対応策は、過去のトラブル経験を基に判断することが多いです。

さらに使用する材料の在庫や調達に関する問題が発生した場合も、代替材料の選定や調達方法の変更など、柔軟な対応が求められるためOJTで学んだ知識を活かすことが可能です。

ツールを多用する業務

製造業では、多くの専用ツールや機械が使用されます。専用ツールの操作方法やメンテナンス方法は、OJTを通じて実際に使用しながら学ぶことが最も効果的です。ツールの特性や操作感を理論だけで学ぶのは難しく、実際に手を動かして経験することで、深い理解を得ることが可能です。

例えば、コンピュータ制御により精密な加工を行うCNC(Computer Numerical Control)工作機械は、製造業の現場で製品の部品を正確に加工するために頻繁に使用されます。操作者は専用のソフトウェアを使用して機械をプログラムし、正確な動きや切削を行わせる必要があるため、CNC機械の操作方法を習得することはOJTが最も有効といえるでしょう。

現場改善ラボでは株式会社ラーニングエンタテイメント代表取締役の阿部 淳一郎氏の、令和時代に適切なOJTの方法を紹介した動画が視聴可能です。
「カルチャーギャップのある若者をどう育てればいいのかわからない…」といった悩みのある方には間違いなく学びのある動画となっています。ぜひこの機会に参考にしてみてください。

製造現場における令和時代にフィットしたOJTアプローチ

OJTはどのように進めていく?PDCAから見るOJTの進め方

OJTの進め方について解説しましょう。OJTの進め方としては品質管理由来のPDCAサイクルが役に立ちます。具体的には、次の4ステップで進めるようにしましょう。

  1. Plan:OJTの目標を設定し計画を立てる
  2. Do:実際にOJTを行う
  3. Check:OJTの振り返りを行う
  4. Action:次回のOJTに向け改善点を見つけだす

それぞれ解説します。

Plan:OJTの目標を設定し計画を立てる

Planの段階では、次の3つを実行します。

  1. ゴールを設定する
  2. 計画票を作成する
  3. 担当者(トレーナー)を選出する

ゴールを設定する

OJTを開始する前に、指導を受ける側がどのような人材に育成されるべきかを明確にすることが重要です。
製造業の場合、例えば「3ヶ月後には新製品の組み立てが自力でできるようになる」といった具体的なゴールを設定することで、トレーニングの方向性が明確になります。

計画票を作成する

ゴールを設定したら、設定したゴールを達成するためのステップやタイムラインを計画票にまとめます。製造業の場合、各工程の習得時期や、必要な研修内容を詳細にリストアップすることが求められます。

担当者(トレーナー)を選出する

OJTの成功は、トレーナーの指導力に大きく関係します。製造業の現場では、経験豊富な先輩や、指導経験のある者をトレーナーとして選出するようにしましょう。

Do:実際にOJTを行う

製造業の現場では実際の作業を通じての研修が中心となるため、トレーナーは指導を受ける側の業務の様子を観察しながら必要に応じて指導やアドバイスを行います。特に、危険を伴う作業や重要な工程では、トレーナーの綿密なサポートが求められます。

Check:OJTの振り返りを行う

Cheakの段階では、次の2つの順番でOJT教育を行いましょう。

  1. 進捗を確認する
  2. 進捗の確認担当者(トレーナー)にフィードバックを行う

進捗を確認する

OJTの途中や終了後には、計画に対する進捗を確認します。製造業の場合、特定の工程の習得度や作業の品質などをチェックすることで訓練を受けている従業員の成長を確認します。

担当者(トレーナー)にフィードバックを行う

OJTの振り返りでは、トレーナーへのフィードバックも欠かせません。
製造業の現場では、訓練を受ける側からの質問や疑問を元にトレーナーの指導方法や内容についての改善点を見つけ出し、次回のOJTに生かしていくことが重要です。

Action:次回のOJTに向け改善点を見つけだす

Actionの段階では、次の2つを実行します。

  1. OJTのマニュアルを整備する
  2. トレーニング環境の最適化

OJTのマニュアルを整備する

OJTの振り返りを通じてトレーニング中に発生した問題点や改善の余地がある部分を特定した場合、次回のOJTのマニュアルに反映させることが重要です。

製造業の現場では、特定の機械の操作方法や安全対策など、細かい手順が求められることが多いため、マニュアルの整備は不可欠です。

具体的な操作手順や注意点を明記し、ビジュアルを取り入れることで、より分かりやすいマニュアルの作成を心がけましょう。

「マニュアルが活用されていない…」「マニュアルの内容が伝わっていない…」「マニュアルを作成/更新する時間がない…」などの悩みを抱えている方へ。

現場改善ラボでは伝わるマニュアルを整備する方法を紹介した動画を視聴することが可能です。ぜひこの機会に参考にしてみてください。

100社の現場教育を支援するプロ直伝!『伝わるマニュアル』を整備する方法とは?

トレーニング環境の最適化

OJTの効果を最大限に引き出すためには、トレーニング環境の最適化も欠かせません。

製造業の現場では、作業スペースの確保や必要な機材・ツールの整備、さらには環境音の調整など、訓練を受ける側が集中して学べる環境を作ることが求められます。

また、従業員同士のコミュニケーションを促進するためのスペースの確保や休憩時間の設定など、トレーニングの質を高めるための工夫を取り入れることで、次回のOJTがより効果的になるでしょう。

OJTの効果を高めるポイント3選

OJTの効果を高めるポイントとして、3つのポイントを紹介します。

  • OJTの手段にこだわる
  • OJTの質を高める
  • 動画マニュアルを活用する

OJTの手段にこだわる

OJTでは、具体的な作業手順や機械の操作方法など、実際の現場での経験が非常に重要となります。OJTの手段として4つの方法を実践することで、OJTの質を高めることが期待できます。

  • やってみる(Show)
  • 説明する(Tell)
  • やらせてみる(Do)
  • 評価する(Check)

やってみる(Show)

実際に手順や操作方法を見せることで、新入社員やスタッフはその作業の全体像や進め方を理解しやすくなります。例えば、新型の機械の操作方法を学ぶ際に先輩社員が正確な操作手順を実演することで、新入社員は安全かつ効率的な操作方法を学ぶことが可能です。

説明する(Tell)

業務の意図や目的、背景を詳しく説明することで、新入社員は業務の重要性や意義を理解し、業務に対する意欲やモチベーションが高まります。例えば、ある部品の組み立て作業を行う際、その部品が製品全体のどの部分に使用されどのような役割を果たすのかを説明することで、作業の質や速度が向上することが期待されます。

やらせてみる(Do)

実際に業務を体験することで新入社員は業務の難易度や要点を実感し、理解を深められます。例えば、新入社員が実際に機械を操作して製品を製造することで、操作のコツや注意点を身につけられるでしょう。

評価する(Check)

新入社員の業務の成果を評価しフィードバックを提供することで、次回の業務の改善点や学びのポイントを明確にすることが可能です。製造業の例として、新入社員が組み立てた部品の品質をチェックし、結果をもとに次回の作業の改善点やアドバイスを提供することで、新入社員のスキルアップを促進できます。

OJTの質を高める

OJTの質を高めるポイントとして、次の3つが挙げられます。

    • 意図的
    • 計画的
    • 継続的

意図的

製造業の現場では、高度な技術や専門的な知識が求められることが多くあります。
そのため、OJTを行う際には、トレーニングの目的と目標を明確にすることが不可欠です。
目的が不明瞭なままトレーニングを進めると、訓練を受ける側は何を学ぶべきかや何を目指すべきかがわからず、効果的な学習が難しくなります。

例えば新しい機械の操作方法を教える際、機械を使って何を達成するのか、どのような結果を期待するのかを明確に伝えることで、訓練を受ける側が具体的なゴールを持って学習に取り組むことが可能です。

計画的

製造業の現場では、生産計画や納期などが絡み合って業務が進行します。
そのため、OJTを行う際も計画的に進めることが求められます。計画的にトレーニングを行わないと、生産の遅延や品質の低下などのリスクが高まります。

具体的には、OJTの期間、業務内容、使用する機材や材料などを事前に計画し、トレーニングを進めることが重要です。
例えば新製品の生産ラインでの作業手順を教える際、事前に手順の流れや必要な材料をリストアップしてOJTを行うことで、スムーズかつ効果的なトレーニングが実現します。

継続的

製造業の技術や知識は、一度のトレーニングで完璧に習得するのは難しいものが多く存在します。
特に、高度な技術や専門的な知識を要する業務では、継続的なトレーニングが不可欠です。一度のトレーニングでは習得しきれない知識や技術も、繰り返しのトレーニングを通じて徐々に身につけられるでしょう。

例えば、特定の機械の高度な操作方法や特殊な材料の取り扱い方法など、継続的なトレーニングを通じて、段階的にスキルアップを図ることが大切です。訓練を受ける側は安全かつ効率的に業務を遂行する能力を習得することが可能です。

動画マニュアルを活用する

動画マニュアルの活用は、製造業の現場での教育やトレーニングにおいて非常に効果的です。
動画は視覚的に情報を伝えられることに加え、一度撮影すれば何度でも繰り返し見られるため、新しい技術や手順を学ぶ際の理解を深めるのに役立ちます。
ここでは従来のOJTの問題点とおすすめの動画マニュアルについて解説します。

口頭ベースのOJTは教え方のバラつき/担当者の負担が大きい

口頭ベースのOJTは、教える側のスキルや経験によって教え方が異なる可能性があります。なぜなら、同じ内容であっても伝え方や説明の深さ、重要視しているポイントなどが異なるため、新入社員や研修生が混乱することがあるからです。

また、口頭での説明はその都度時間とエネルギーを要するだけではなく、説明するのが難しい部分も多いため、担当者の負担が大きくなりがちです。製造業の例として、新しい製品の組み立て方法を学ぶ際、教育担当者が一生懸命に説明しても口頭の説明だけでは難しい部分や疑問点が残ることが多くあります。

そこで動画マニュアルを活用することで視覚的に手順を確認しながら作業を進められるため、理解の質を向上させることが可能です。

動画マニュアルが簡単に作れる「tebiki」とは?

tebikiは製造業の現場での「人・モノ・機械の動き」を可視化できる動画マニュアルを作成を簡単に作成できるツールです。伝わりにくい「カン・コツ」を動画で可視化することで、OJTの効率化や業務標準化、さらには技術伝承を効果的に推進できます。

また、tebikiの特長として、スマホで撮影し音声を吹き込むだけで音声認識システムが字幕を自動生成する機能があります。よって、製造業の現場での作業手順や注意点を現場のスタッフが直接撮影し、その場で動画マニュアルを作成することが可能です。

さらに、100カ国以上の言語に対応した自動翻訳機能も搭載しており、外国人スタッフの教育も効果的に行えます。

tebikiを導入した企業事例について次の章で解説します。tebikiに興味のある方は下記のリンクから資料を無料でダウンロードしてみてください。

3分で分かる『tebikiサービス資料』

tebiki(動画マニュアル)の活用によるOJTの成功事例

tebiki(動画マニュアル)の活用によるOJTの成功事例として、次の3つの事例を紹介します。

    • OJT担当者ごとの教育手法の属人化が解消
    • 教育にかかる時間を短縮
    • 動画による動作の確認で理解度アップ

OJT担当者ごとの教育手法の属人化が解消

株式会社ものばんくは、インターネットオークション事業を展開している企業です。
インターネットオークションでは、商品の撮影業務が重要です。撮影業務は商品の品質や特徴を正確に伝えるための職人技が求められる作業であり、ベテラン社員の「ベテラン目線」が価値あるものとなっています。しかし、「ベテラン目線」を新人に伝えるのは非常に難しく、OJT担当者ごとに教え方が異なるため、新人が学ぶ内容や技術が一定でないという課題が生じていました。

そこで株式会社ものばんくは、動画マニュアル作成ツールtebikiを導入。tebikiを使用することで、ベテラン社員の技術やノウハウを動画として記録し、新人がいつでもどこでもその動画を参照できるようになりました。結果として新人が受ける教育の質が一定化され、OJT担当者の負担も大幅に軽減されました。

参考元:インターネットオークション運営の現場で動画を活用。「ベテラン目線」をマニュアル化し、OJTに掛かる時間を大幅削減!

教育にかかる時間を短縮

株式会社Olympicは食品スーパーを提供する企業です。株式会社Olympicの精肉加工部門では、精肉加工は高度なスキルが必要とされ、複雑な工程が多いことから新人が1人前になるまでに何年もかかるという課題がありました。

そこで、株式会社Olympicはtebikiを導入。tebikiを使用することでOJTの回数が減少し、エース社員の教える時間も短縮されました。結果として、教育期間が半減し、新人が早く1人前になる手応えが得られました。

参考元:違いはOJTの回数です。動画で復習できるようになってものすごく効率化しました。

動画による動作の確認で理解度アップ

日本クロージャー株式会社は、ペットボトルや瓶のキャップを製造する企業です。多くの製品を取り扱う中での製造工程や品質管理は非常に緻密であり、新入社員や未経験者が迅速に業務を習得することは容易ではありませんでした。特に、製造ラインの操作やキャップの組み立てなど、具体的な手順や技術を要する作業が多いため、従来の教育方法では十分な効果を上げるのが難しい状況にありました。

そこで日本クロージャー株式会社はtebikiを導入。新人OJTの7割を動画に置き換えることで教育の質にばらつきがなくなり、教育にかかる時間の大幅な削減と教育の質の均一化を実現しました。

加えて経験豊富な担当者が何度も同じ内容を教える手間が減少し、教育にかかる負担の軽減に成功したため、先輩社員が他の業務に専念できるようになりました。

参考元:新人OJTの7割を動画に置き換え。組み込み/分解/金型作業など、製造現場の動画マニュアルを作成。教育の手間を大幅に削減しました。

OJTの進め方を理解して現場の教育に活かそう【まとめ】

OJTとは、実際の業務の中で行われる教育・研修のことです。

製造業の現場では、特定の技術やノウハウが求められる業務が多いため、OJTの導入は非常に効果的です。特に、カン・コツの習熟やケースバイケースの対応、ツールの操作など、実際の業務を通じて学ぶ業界ではOJTの導入は欠かせません。

OJTを進める際のPDCAサイクルの理解も重要です。計画的にOJTを進め、実際の業務を通じて学び、その後の振り返りや改善を行うことで、OJTの効果を最大限に引き出せます。

また、OJTの効果をさらに高めるためのポイントとして、OJTの手段の工夫や質の向上、そして最新の動画マニュアルtebikiの活用があげられます。特に、動画マニュアルは、教育の質を均一化し、教育時間を短縮するための強力なツールとして注目されています。

この記事で紹介したtebikiの資料は無料でダウンロード可能です。ぜひこの機会にtebikiの資料を無料でダウンロードしてみませんか?

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